【用語解説】PPPoE接続

PPPoE（Point-to-Point Protocol over Ethernet）接続は、光回線などでインターネットに接続する際に用いられる、ユーザー認証を行うための接続方式の一つです。ユーザーIDとパスワードを用いて認証を行い、インターネットプロバイダ（ISP）のネットワークにアクセスします。従来のIPv4ネットワークで一般的に利用されてきましたが、認証サーバーを経由するため、利用者が集中する時間帯には通信が混み合い、特に大容量のデータ通信を行う際に速度が低下しやすいという課題があります。近年の高速化ニーズに対応するため、より高速で混雑しにくいIPv6 IPoE接続方式への移行が進んでいます。しかし、PPPoE接続は、プロバイダ側の設備が比較的シンプルであるため、現在も多くの環境で使われ続けています。