【用語解説】複数拠点接続
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読み方:ふくすうきょてんせつぞく
複数拠点接続とは、本社、支社、営業所、工場、データセンターなど、地理的に離れた企業の複数の拠点を、一つの安全なネットワークで結びつけることです。これにより、各拠点間でファイルサーバーのデータ共有、内線電話の相互利用、Web会議の実施、基幹システムの共同利用などが可能になります。実現するための技術としては、専用線、IP-VPN、広域イーサネット、または安価なインターネット回線を利用したVPN(IPSec-VPN、SSL-VPN)などが用いられます。どの技術を選択するかは、セキュリティ要件、通信速度の保証、そしてコストによって異なります。近年は、クラウドサービスの普及やハイブリッドワークの浸透に伴い、柔軟かつセキュアな複数拠点接続のニーズが高まっています。
