Third Intelligenceは、AI研究・プロダクト開発に特化した企業として、2025年11月12日付で第1ラウンドの第三者割当増資を実施し、80億円を調達したと発表しました。主な引受先として、三菱UFJ銀行をリードインベスターに、三井住友銀行、SBIグループ、博報堂DYベンチャーズが資本参加しています。
背景には、日本発の「遍在型AGI(汎用人工知能)」を確立し、人とAIが豊かに共生する世界をつくるという同社のミッションがあります。遍在型AGIとは、ベーシックなAIモデルを出発点に、個人や組織が用途に応じて自立的に学習・成長を遂げられるモデルを指し、利用者一人ひとりが“自分だけのAI”を持つという新たな可能性を示しています。
同社ではこの資金を活用して、独自AI開発をさらに加速させるとともに、研究者・AIエンジニア・ソフトウェアエンジニアなどの積極採用に注力し、組織基盤の強化を図ります。また、AI開発領域におけるグローバル競争を見据え、GPUやデータ、人材への再投資を通じた技術優位性の確保を目指します。今回の資金調達によって、Third Intelligenceは「遍在型AGI」を社会基盤とするサービス実現に向け、一歩を踏み出しました。
・80億円の第三者割当増資を実施し、三菱UFJ銀行・三井住友銀行・SBIグループ・博報堂DYベンチャーズが参画。
・“遍在型AGI”の確立を目指し、個人や組織が用途に応じてAIを育てられるモデルを構築。
・採用強化・組織基盤整備・技術優位性の維持を目的に、GPU・データ・人材への再投資を計画。
