内田洋行、世界標準CBTプラットフォーム「TAO」次世代版を発表

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内田洋行は、ルクセンブルクのOpen Assessment Technologies S.A.(OAT)と共同開発したCBT(Computer Based Testing)プラットフォーム「TAO(タオ)」の次世代版を全世界で同時発表いたします。「TAO」は、オープンスタンダードな技術を採用し、現在では年間延べ3,000万人以上が利用する、CBTプラットフォームにおける世界標準のテスト基盤です。国内においても、文部科学省CBTシステム「MEXCBT(メクビット)」に採用され、内田洋行がその構築・運用を担うなど、教育現場のCBT化を強力に支えています。

学力調査や各種アセスメントにおけるCBTへの移行が急速に進むなか、内田洋行とOATは、最新のCBT基盤を目指し次世代版を共同開発。OATは2023年に内田洋行グループに合流しています。

次世代版「TAO」は、世界中の学習者が場所や言語、環境を越えて同じ基準で学びを評価できるプラットフォームとして再構築されました。特に2025年に実施されたOECD「生徒の学習到達度調査(PISA)」では、次世代版がプラットフォームとして採用され、106の国と地域での大規模運用で大きな成果を上げました。

新しいプラットフォームの特長は、すべての学習者が公平に試験に臨める環境を実現するため、アクセシビリティを大幅に強化した点です。国際的なウェブアクセシビリティ基準に準拠し、視覚・聴覚・肢体など多様な受検者に対応する機能を搭載しています。また、システム構造をクラウドネイティブなモジュール型に刷新し、百万人規模の受検にも安定して耐えられる性能を実現しました。LTI1.3やQTI3.0といった最新の国際技術標準にも対応し、学習管理システム(LMS)など外部教育ツールとの柔軟な連携も可能です。

・年間3,000万人以上が利用する世界標準のCBT基盤です。
・文部科学省のMEXCBTにも採用され、国内のCBT化を支えています。
・WCAG 2.1 AA準拠など、多様な受検者に対応するアクセシビリティを強化。
・クラウドネイティブ構造で、百万人規模の受検にも安定稼働します。
・LMS連携や問題共有を可能にする国際技術標準に対応しています。

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