エリクソン・ジャパンが最新モビリティレポートを公開

ogp
  • URLをコピーしました!

エリクソン・ジャパンは、エリクソン(本社:スウェーデン)が2025年11月に発行した「エリクソンモビリティレポート」の概要を発表いたしました。このレポートによると、現時点で世界の90社以上の通信事業者が5G SA(スタンドアロン)ネットワークを導入または段階的に導入しており、前年同時期から約30社の増加となっています。

5G SAの展開が加速したことにより、ネットワークスライシングを活用した「差別化された接続」の商用サービスを提供する通信事業者が顕著に増加しました。現時点で33社の通信事業者が合計65件の商用サービスを提供しており、その約3分の1にあたる21件が2025年に提供開始されたものです。ネットワークスライシングは、サービス品質を保証するためにネットワークのスライスを割り当てる技術であり、通信事業者がデータ量ベースではない価値ベースの差別化されたサービスを提供するための基盤となっています。

今後の予測として、2031年末までに世界の全モバイル契約の約3分の2となる64億件が5G契約に達すると予測されており、そのうち約41億件が5G SA接続になると見込まれています。また、モバイルデータのトラフィックは、2031年まで年間平均16%の成長が予測され、5Gネットワークが処理するデータトラフィックの割合は2031年には83%まで増加すると予測されています。

さらに、固定無線アクセス(FWA)ブロードバンドも5Gの活用事例として成長を続けており、2031年末までに世界で約14億人がFWAブロードバンドにアクセスし、その90%が5Gベースの利用になると予測されています。

・世界の通信事業者90社以上が5G SAを展開し、差別化された接続サービスが拡大。
・33社がネットワークスライシングによる差別化された商用サービスを65件提供。
・2031年末までに世界の全モバイル契約の3分の2が5G契約になると予測。
・5Gベースの固定無線アクセス(FWA)が成長し、約14億人がアクセスする見込み。

INDEX