法人・個人を問わず通信インフラの重要性が高まる中、次世代を担う子どもたちのネットワーク利用環境にも大きな変化が訪れています。通信メディア「オールコネクトマガジン」を運営するALL CONNECTは、小中学生の保護者300名を対象とした「2025年版子どものスマホ利用実態調査」の結果を公開しました。本調査では、子どもの通信環境が「低年齢化」と「コストパフォーマンス重視」の二極化を強めている実態が浮き彫りになりました。
調査結果によると、子どもがスマホを持ち始める時期は「小学生」が56%と過半数を占め、特に中学生になると所有率は96%を超え、ほぼ全入という状況です。通信業界のトレンドとして注目すべきは、利用回線の内訳です。全学年で「格安SIM(MVNO)」の利用率が50%を超えており、大手キャリアの約1.4倍のシェアを誇っています。これは、高価なiPhone(端末シェア40%で最多)を子どもに持たせる一方で、固定費である通信料金を合理的に抑えたいという保護者の経済的な判断が反映されていると考えられます。
一方で、ネットワークの利便性が向上する反面、保護者の懸念事項も変容しています。かつての「スマホ依存」を抑え、現在は「SNSトラブル」を不安視する回答が40%で1位となりました。法人通信分野においても、セキュアなネットワーク提供だけでなく、エンドユーザーである子どもたちをトラブルから守るフィルタリング機能やペアレンタルコントロールの重要性が、通信事業者にとっていっそう不可欠な付加価値となっていることが示唆される結果となりました。
・小学生の56%がスマホを所有しており、中学生の所有率は96%以上とほぼインフラ化しています。
・通信回線は「格安SIM」が50%以上のシェアを占め、大手キャリアの約1.4倍と主流になっています。
・使用端末はiPhoneが40%で最多。高価な端末を選びつつ通信費を抑える「賢い選択」がトレンドです。
・保護者の最大の不安は「SNSトラブル」で40%。依存症よりも人間関係への影響が懸念されています。

