NTTドコモソリューションズは、IOWN APNとAI技術を活用した「新たな没入型ライブビューイング」の実証実験に成功したと発表しました。今回の実証により、従来のライブ配信では困難だった3D映像やAR映像をリアルタイムで同時生成し、多地点へ同時配信することが可能になりました。撮影拠点に高価なICT機器を設置しなくても、標準的なカメラとPCを用いるだけで、高臨場感のある映像体験を提供できる点が大きな特徴です。スポーツや音楽イベントなどエンターテインメントの現場で、視聴者が現地と同様の没入感を得られる新しい視聴体験が期待されます。
具体的には、AIによる動画・画像解析や映像合成技術を活用し、スタジアムやイベント会場で撮影された映像データをリアルタイム処理。その後、3Dライブ映像とAR映像としてPCやモバイル端末へ配信する仕組みが実証されました。これにより、ユーザーが任意の視点でコンテンツを楽しめる演出が可能となり、従来の2Dライブ配信を超えた体験価値を提供します。
本実証では、IOWN APNの高速・大容量・低遅延ネットワークとAI処理を担うデータセンターを活用し、RDMA方式による高速データ伝送を実現しました。従来は撮影現場に高度な機材が必要でしたが、遠隔地のデータセンターで処理を行うことで、イベント主催者や会場運営者の設備負担を軽減しつつ、視聴者側には臨場感の高い映像体験を提供できるようになっています。
NTTドコモソリューションズは、今後もドコモグループとしてエンターテインメント分野のベニュー事業者やパートナー各社と連携し、新たな視聴体験の可能性を追求していく方針です。3月2日〜5日に開催される「MWC Barcelona 2026」でも本技術を出展し、国際的な評価と実用化の検討を進める予定です。
・AI×IOWNで3DとAR同時生成の没入型ライブビューイングを実証成功
・標準カメラとPCで高臨場感映像を遠隔リアルタイム配信可能に
・IOWN APNとRDMAで高速低遅延処理を実現
・MWC Barcelona 2026で技術成果を国際展示へ

