ネットワンシステムズとNTT西日本は、IOWNオールフォトニクス・ネットワーク(IOWN APN)を活用した分散データセンターにおける次世代オートメーションの実証実験で有効性を確認したと発表しました。本実験は、大阪京橋・堂島・福岡の3拠点をIOWN APNで接続し、分散クラスタ型AI基盤と高度ネットワーク技術を組み合わせることで、AI処理の分散学習や自律型協働ロボティクスの遠隔推論といった複雑な処理をリアルタイムで実行できるかを検証したものです。
労働人口減少など社会的課題への対応として、AI×ロボティクス×通信インフラを融合した次世代オートメーションの実現が期待されています。実験結果では、分散データセンター環境下でも模倣動作によるモデル学習が可能であること、遠隔からの推論処理が安定して実行できることなど、IOWN APNの大容量・低遅延ネットワークの恩恵が確認されました。これにより、従来ネットワークの遅延や帯域不足による制約が軽減され、複数拠点のGPUノードを有効活用できる可能性が示されました。
さらにOpenZR対応のマルチベンダーデバイスを用いたAPN接続も成功し、今後の商用化や拡張性にも期待が高まっています。法人通信・ネットワーク業界では、こうした次世代ネットワーク技術の実証は、安全性・信頼性の高い通信基盤と高度なAI処理の融合により、多様な産業領域でのオートメーション実装を後押しすると見られています。今後は、労働人口不足や運用効率化など現場課題の解決につながるネットワーク基盤構築の進展が注目されます。
- IOWN APNを活用し分散データセンターで次世代オートメーション実証成功
- AI模倣学習と遠隔推論処理の低遅延実行を確認
- マルチベンダーデバイスによるAPN接続を実現
- 法人通信基盤の進化が産業オートメーション実装を後押し

