東芝情報システムは、住友商事と共同で、非接触で水、薬液、油など多様な液体を検知できる漏水検知システム「漏水・薬液検知 SWIR 3Dカメラシステム」を開発したことを発表いたしました。本システムは、短波長赤外(SWIR)の特性を活かし、従来の方式では困難だった非接触・広範囲での液体検知および液体種別の識別を、リアルタイムかつ自動で行うことで、工場のモニタリング業務のDX化を実現します。
従来の漏水検知テープは、剥がれや断線によるメンテナンス負荷が大きく、液体が直接接触しないと検知できないという制約がありました。本システムはこれらの課題を解決し、点検作業の効率化に貢献します。
東芝情報システムは独自アルゴリズム「Liquidseeker」の開発を担当し、住友商事はSWIR ToFカメラを含む本システムの企画を行いました。
●検知方式:短波長赤外(SWIR)の特性を利用し、非接触で液体を検知します。
●検知対象:水、薬液、油など多様な液体を1台で高精度に検出でき、液体の種別も識別可能です。
●早期発見:微小な漏水でも早期に検知でき、最大3mの距離から広範囲をリアルタイムで常時監視できます。
●適用分野:半導体製造工場をはじめ、製薬・化学メーカー、プラント施設、データセンターなど幅広い分野への適用が可能です。

