TISインテックグループのインテックは、山梨中央銀行が2025年11月21日に開設した新店舗「withKOFU」において、ホログラフィック通信プラットフォーム「PROTO」を活用したAIアバターの実証実験を開始しました。
本実証実験は、プロサッカークラブ・ヴァンフォーレ甲府の選手をAIアバター化し、来店者が対話や写真撮影を楽しめる体験スペースを設置するものです。山梨中央銀行が掲げる“人が集う・発信する・チャレンジする場所”をコンセプトとした「withKOFU」との連携により、地域住民と金融、スポーツ、テクノロジーをつなぐ新たな交流の場を創出することが目的です。
実証実験では、AIアバターが等身大ホログラム風に立体視できるディスプレイ「Luma」に投影され、まるで目の前に本人がいるかのようなリアルな体験を提供します。AIアバターが自律的かつ積極的に来店者に話しかける「プロアクティブなふるまい」が、違和感のないコミュニケーション体験につながるかどうかの有用性を検証します。
地方の人口減少や若年層流出が進む中、地域金融機関には地域活性化の役割が期待されています。インテックと山梨中央銀行、ヴァンフォーレ甲府の三者が連携することで、先端技術を活用した新しい体験を提供し、地域の魅力向上と活性化への貢献を確認するとともに、「PROTO」を用いた次世代コミュニケーションサービスの社会実装を目指します。
・実証場所: 山梨中央銀行の新店舗「withKOFU」で実施されます。
・技術: ホログラフィック通信プラットフォーム「PROTO」を活用したAIアバターです。
・コンテンツ: ヴァンフォーレ甲府所属選手のAIアバターとの対話・写真撮影体験を提供します。
・目的: 地域活性化への貢献や、AIアバターによる能動的なコミュニケーションの有用性を検証します。
・コンセプト: 「withKOFU」のコンセプトである「人が集う・発信する・チャレンジする場所」を具現化します。